海の中のプレイルーム

海を眺めながらの生活に憧れて

目の前が海という鳴門でも誰もが羨むロケーション。こちらにお住いになるのは、お子様２人の４人家族。元々鳴門ご出身のご主人と「海の近くに住みたい、海を眺めながら生活したい！」と熱望する奥様の総意で鳴門に移住されてきました。約１年かけて海際の土地を探し続け、奇跡的にこの土地を見つけられたそうです。ご主人は幼少の頃、目の前の海でよく遊んでいたそうで、とても思い出深い場所なんだとか。

お二人の家造りはまず２階から始まりました。近年流行りの平屋もご検討されたそうですが、やはり２階からの景色を最優先され、２階建てのお家になったそうです。セカンドリビングのようにも使える２階の共有空間。お子様が小さいうちは遊びスペースとして。今はお子様も小さいので、カウンターでお絵かきしたり、おままごとをしたり、親に邪魔されずのびのびと遊んでいるそうです。お子様が少し大きくなったらお友達と遊ぶスペースとして、子育てが終わった後は夫婦のくつろぎスペースとして、これからの暮らしのすべてのステージを彩る、このおうちのシンボルのような場所だと感じました。

まるで海の中、船の上

両滑り出しの窓は通気性もよく、離れてみるとピクチャーウィンドウのようにも見えます。近寄ってみると、小鳴門海峡にかかる特徴的な橋が見え、かなり広い視界で海を楽しむことができます。この窓は西寄りの南に向いており、日当たりも最高。晴れた日にはきらきら輝く海と鮮やかな山が見え、夕暮れ時には美しい夕焼けも楽しめます。このファミリースペースに立って、アイアン手すりに寄りかかり窓を眺めると、まるで海の中に立っているような、船の上に乗っているかのような感覚になります。大きな窓が３つ連なるように置かれており、明るさと開放感がある空間に仕上がっています。

施主様のこだわりが詰まりに詰まったお家

外観から間取りに至るまで、施主様がご自身で描いた「理想のお家」になったそうです。玄関から入るとすぐにキッチンにアクセスできる家事らく間取り、大きな吹き抜けとFIX窓、リビングのスタディカウンター、アイアンのスケルトン階段、どれも施主様のご指定で仕上げました。また、１階リビングの照明はほぼ全てスマートスピーカー対応で、声で点灯できるようにもされています。

１点だけ施主様が懸念していたのは夏の暑さ、つまり断熱性。ウザワでは断熱性能に自信をもっておりますので、当初廊下とリビングの間にドアを設けようとされていましたが、「必要だったら後からつけることもできるから、とりあえずドアなしで行ってみませんか？」とご提案しました。その後ひと夏過ごされましたが、玄関から20帖ほどのリビング、２階の吹き抜けまでドアなしの空間ですが、23帖用のエアコン１台で事足りるそうです。「ドアなしのほうが断然広く感じるので、ご提案に乗ってみてよかったです」とおっしゃっていただきました。

１階の床材には「もみの木」を使用しています。もみの木はフィトンチッドという成分を放出する特性があり、抗菌作用や消臭、害虫の忌避など様々な効果があります。奥様がもみの木に憧れがあったそうで、即決でもみの木になりました。ハードウッド系では感じられないとてもソフトな触感で、裸足で歩きたくなる、思わず寝転びたくなる床です。

常に自然を楽しめる暮らし

一番最初の打合せで、「晴れた日にはウッドデッキに出てコーヒーを飲みながらのんびり・・・そんな暮らしを鳴門でしていきたいです！」と目を輝かせながら語っていた施主様ご夫妻。当然掃出し窓は大きなサイズのもの２つを南面に置き、日当たりも良いことから、リビングはとても明るくなっています。エクステリアにはかなり大きめで、外観のかっこよさを邪魔しないシンプルなウッドデッキを作りました。家族４人でも広々のんびりできる大きさで、掃き出し窓からソファやテーブルをすぐに出せるので、リビングのように活用できます。

「これから庭造りもしていきたいですね。鳴門での生活にとてもワクワクしています。」と話していた施主様。良い仕事ができたと私たちも晴れ晴れした気持ちになりました。

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