大切にしている3つのこと

1. 完全な自由設計

㈱ウザワが作る家は完全自由設計です。㈱ウザワは徳島の小さな工務店ですが、小さな工務店だからこそできることがあると考えています。

それは、あなたの「こんな家に住みたい!」「こんな生活がしたい!」という家づくりに対する想いにじっくりと耳を傾け、その思いをひとつひとつ丁寧に形にするということです。

住まいに必要な形は住まい手が決めるものであって、その形は人それぞれです。また、住まい手の価値観や求めているものには、全く同じ形がありません。

いろんな要望がある中、それをひとつずつ実現させていくことが完全自由設計の意義だと私たちは考えています。

ベースプランと標準仕様を決めている理由とは?

ただし、ウザワの家はたとえ自由設計の家であっても、あらかじめベースプランと標準仕様、価格などを設定しています。決して、1から100までの全てをあなたに投げるようにお任せしてしまうことが自由設計だとは考えていません。

なぜかというと、あなたから「こんな家に住みたい!」「こんな生活がしたい!」という思いを教えてもらうことは出来ますが、建築の法規制や構造のことまでを教えてもらうことは出来ないからです。

また、「なんでも聞きますので、どうしますか?」では、あなたもどんなことを言えばいいかわかりにくいでしょうし、おおよその建築費もわかりません。

そこで、ウザワではベースプラン、標準仕様、価格を表示することにしました。例えば、あなたの分からない部分や、特にこだわらないので普通でいいという部分は、あらかじめ設定した標準仕様が助けてくれると思います。

あなたが好きな部分に十分に時間をかけてこだわれるよう、この方法が最適だと考えています。

もしわからないことがあれば、納得いくまでじっくりとご説明させて頂いております。私たちと一緒に、理想の住まいを探してみませんか?

2. 自然素材を使うということ

ウザワがつくる家の床には、木の風合いを生かした、天然木の床板が使われています。床板だけではありません。壁には珪藻土の塗り壁や無垢板張りを、見えなくなる構造躯体や断熱材にもヒノキや羊毛といった自然素材が使われています。

自然素材のデメリット

自然素材というといいことだらけのようなイメージがあるかもしれませんが、デメリットもあります。
自然素材はコントロールが難しく、無垢材は湿度によってそりや伸縮をすることがあります。また、珪藻土の塗り壁は壁紙のように気軽に交換することが出来ません。

しかし自然素材にはそれ以上に、家族の健康を守り、空間を穏やかに調節するたくさんの利点があります。

自然素材のメリット

無垢の木材や珪藻土の塗り壁には、湿度が高い時は湿気を吸い、乾燥時には水分を放出して、室内の空気中の湿度を一定に保つ天然のエアコンディショナーとしての機能が備わっています。そのため、湿気の多い夏場には室内の湿度を下げてくれてジメジメした感じやカビなどに悩まされることも少なくなります。また、乾燥しがちな冬場は加湿器をつけたりしなくても適度な湿度を保ってくれるようになるので、風邪をひくことが減ったりと健康にもいいです。

多孔質の珪藻土には、空気中に浮遊する有害物質の嫌な匂いの原因を吸着する働きがあります。そのため、消臭剤や芳香剤などで臭いを出さなくても自然な木の香りに包まれた気持ちのいい生活を送ることが出来ます。

羊毛断熱材はその優れた断熱性能以外にも、室内の過度な響きを吸音してくれる機能があります。そのため、子どもが少しぐらい家の中でバタバタしても耳障りな音にイライラするようなこともありません。

自然素材の優れた点は、健康面だけではありません。例えばエコロジーであるということ。森の木は伐採され製材された時に、第二の生命が与えられると言われています。無垢材はそれ自身が長寿命で、長く安心して使えるので、エコロジーの考えにもかなった素材と言えます。

木や珪藻土などの自然素材は、経年変化が穏やかで、劣化するのではなく時を経て成熟し、味わい深い表情に変化していきます。もし汚れや傷が気になるなら、無垢材は表面を研磨すると新品同様によみがえらせることも出来ます。多額のお金をかけてリフォームしなくても、新築の時の輝きがかんたんに戻ってくるということです。

㈱ウザワが作る家に自然素材を使っているのはこうした様々な理由からなのです。一つ一つ上げていくと切りがありませんが、それらを超え高に語らなくても自然素材の家が持つ空間の上質さは、そこに身をおくことで感じていただけるはずです。

おもいっきり深呼吸できる家の心地よさを、互換の全てで感じてほしい。これが㈱ウザワの目指した自然素材の家なのです。

3. 永く使える作り方

㈱ウザワのつくる家には自然素材をふんだんに使っています。上質の自然素材は使い込むほどに味わいが増します。永く使うことを前提に素材を吟味し、あなたに質感の楽しみや使い込んでいく喜びを感じてもらいたいと思います。

例えば、無垢の床板は家族の生活とともに時を刻み、その木肌は味わい深く変化していきます。自然素材は永くクラスほどに成熟する素材なのです。いい素材であれば永く持ちますし、結果的に割安になってきます。コストパフォーマンスがいいということです。

もう1つ、良い素材を永く使うには適切な工法の選択が重要です。材料は適切な工法によって活かされるからです。㈱ウザワでは木造軸組工法です。これは在来軸組工法とも呼ばれています。この工法が、はるか昔から日本で培われてきた工法をベースにしているのが、その名の由来です。その構造は、柱・梁・筋交い・補強金物などで構成されています。この工法ならば、構成する材木の全てに天然木を使用できるという利点があります。

また、あなたの生活は常に変化していきます。今必要だった子ども部屋は、10年後や15年後には使っていないかもしれません。あるいは部屋数が足りず、増築が必要になるかもしれません。木造軸組工法はそのシンプルな構造故に、改装・増改築に対応しやすい工法です。これは結果的に家を永く使っていただけるということです。